ジャーナル
大会レポート:ADVENTURE Lite2022〜子どもと走って巡る冒険ごみ拾い〜
プログラム概要
ADVENTURE Liteは、大人と子どものチームで海岸のごみを拾うことを通じて、豊かな海を守る心を育む体験型プログラムです。冒険日誌に記載されたごみの種類に応じて、独自通貨“オーシャン”に換金し、大会本部に設置した武器屋・道具屋で地球に優しいエコなアイテムと交換。子どもたちは、自らごみを拾い獲得した通貨で買い物することで、大人の社会生活を疑似体験することができます。
冒険ごみ拾い
第2回目となる10月16日の大会には14組39人の子どもと大人に参加いただきました。
今回のプログラムのポイントとなるのが、参加者全員に配布した冒険日誌。
冒険日誌には、漂着するごみの種類、今回のミッション、海の現状や今後に向けたアクションなどが記載されています。海岸では冒険日誌に記されたごみの種類から、10種類以上のごみを集めるミッションにチャレンジします。
ごみは2つの分類にわけられており、それぞれ記された種類を集めるとオーシャンに換金できるしくみです。集められるオーシャンは1人あたり3,000+ミッション達成によるボーナスとなります。
子どもも大人も協力してごみ拾い
ごみ拾いポイントの海岸まで移動し、漂着ごみを拾い、本部へと戻る全75分のプログラムです。午前10:00、穏やかな好天に恵まれて、スタート地点の道の駅むなかたを元気にスタート。歩いたり、走ったり思い思いに体を動かしながら、ごみ拾いのポイントまで移動します。
武器屋・道具屋でアイテム交換
活動後のお楽しみであるアイテム交換は、大会本部にある武器屋・道具屋の2つのアイテムショップにて行います。地球に優しいエコな商品や今後ごみ拾いを行う時に役立つちょっとしたアイテムが並べられており、子どもたちは手にしたオーシャンと数々の商品を見比べながら厳選していました。中にはどれと交換しようか悩みすぎて困っている様子も。自ら汗を流して獲得したオーシャンを少しでも有効に活用しようと試行錯誤する姿がとても微笑ましく感じられました。
海の環境を考える日常習慣を
海のごみは海から生まれません。我々人間が日々日常生活を送る中で、経済活動を行う中で発生するものです。その生み出したごみを回収し、海を本来の姿に近づけることは、我々人間の責務であると考えています。また、日常的にごみを生まないことも心がけていかなければなりません。海の環境を考えることが日常習慣にしていくことが、美しく豊かな海を守ることにつながります。
参加者の声
本イベントに参加して頂いた方からのアンケートには「子どもがごみを拾うことから環境に対して興味を持った」「海岸にたくさんのゴミがあることを知る機会になり、意識がついた」などのお声を頂いております。イベントに参加して頂いた皆様の心に「海への感謝と環境問題に対する意識」が芽生えた機会となったのではないでしょうか。
今後もこのようなイベントを通じて、海の環境を守り続けていきたいと思います。
さらなる冒険(ADVENTURE)は、まだまだ続く
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ADVENTURE liteは、TOTO水環境基金を活用して、持続可能な世界の実現のための、地域に根ざした継続的な活動として開催しました。